美庭/植木 /樹木の種類
 
資料出所;(株)日本カルチャーセンター
アオキ アケビ アジサイ イチジク イヌマキ インディビザ ウメ(ハナ) ウメ
ウンシュウミカン エニシダ オウバイ オオデマリ カイヅカイブキ カイドウ カエデ カキ
カクレミノ カナメモチ カナリーヤシ カリン カルミヤ キュウイ キョウチクトウ キンシバイ
キンモクセイ クチナシ グミ クリ クロマツ ゲッケイジュ コウヤマキ コデマリ
コノテガシワ ゴヨウマツ サクラ サクランボ ザクロ サツキ サルスベリ シャクナゲ
シュロ シラカバ ジンチョウゲ ソテツ タケ・ササ ツツジ ツバキ・サザンカ ドウダンツツジ
トベラ ナツメ ナンテン ニシキギ ノウゼンカズラ ハギ ハナミズキ ハナモモ
ハマナシ バラ バンジロウ ヒイラギ ヒイラギナンテン フェイジョア フジ ブドウ
ボケ ボタン マルメロ ミカン類 ムクゲ ムラサキシキブ モチノキ モクレン
モモ ヤツデ ユキヤナギ ライラック リンゴ ロウバイ    
アカネ科
クチナシ
・別名/なし
・分類/常緑広葉樹
・原産地/本州の静岡県以南、四国・九州地方と台湾、中国
・生育適地/半日陰で肥沃な湿潤地を好み、腐植質を含む保水性のある土質がよい。直射日光の強く当たるとこ ろで、強い風の当たるところはさける。耐寒性が弱いので、北関東より南に植える。
・性質・特徴/香りの強い白花で、冬にオレンジ色の実がつく一重咲きと八重咲きがあり、低木性で根は浅根性 で移植にも耐える。自然の樹型でよく育ち、刈りこみにも強い。極端な日陰は、節間が伸びて型が崩れ、花つきが悪くなる。自然の樹型か玉仕立てにして、毎年 刈りこんでやる。生け垣にも使える。
剪定・整枝;
ふつうの玉仕立てなどでは、徒長枝や混みあった枝を間引くていどで、軽く刈りこみます。
大株になりすぎて全体を小さくしたいときは、まだ花が終わっていない7月に剪定をおこないます。
病害虫;
サビ病」「褐 斑病」が、発生します。害虫は、カイガラムシ、オオスカシバに注意が必要で、また夏はアゲハチョウの幼虫にも注意します。
予防と対策;
「サビ病」、「褐斑病」ともに、通風の悪いときに発生しやすいので、混みあう枝を間引いて、風 の通りをよくします。また病気の予防のためには、ダイセン類サプロール乳剤の薬剤散布を定期的に行ないます。
また害虫類全般には、春4月から9月にスミチオン1000倍液かオルトラン水和剤1000倍液を、月に2回ていど葉を中心に散布します。
肥料(施肥);
2月に堆肥を株まわりに埋めこみます。春になって新芽の伸びが悪いときには、化成肥料を軽くバ ラまきます。肥料の与えすぎはよくありませんので、控えめにします。
(肥料のバラまきのポイント)
 肥料を直接地面にバラまくときには、その木の枝の伸び具合を観察します。枝の先端の真下あたりとその枝の伸びている真下あたりまで、たいていの木は根を 張っていますので、その範囲がバラまきの目安になります。しかし、カキやトベラなどの根が真っすぐ下に伸びる樹種の場合(たいてい移植を嫌う)は、 根元にバラまくだけですみます。
アオイ科
ムクゲ
・別名/ハチス
・分類/落葉広葉樹
・原産地/中国、インド
・生育適地/日当たりと排水のよいところを好み、土質は選ばない。樹勢も強く、成長も早い。北海道南部よ り、植えられる。
・性質・特徴/花は、ハイビスカスを思わせるような樹高3mぐらいの暖地性落葉樹だが、寒さにも強く、開花 期も長い夏の花木の代表種。一般に自然樹型で育て、日あたりのよいところを好むので、単植するとよい。花も一重咲きと八重咲きがあり、花色も豊富で刈りこ みにも強い。庭木のほかに鉢植えにもできる。植えつけ時期は11月と春3月から4月で、寒い地方は春の方がよい。
剪定・整枝;
自然樹型で育てて、とくべつな手入れやせん定をしないでもよく育ちます。こみすぎた り伸びすぎた枝を切りつめるていどでじゅうぶんです。
病害虫;
新芽の伸びはじめた ころより、アブラムシが発生しま す。夏には テッポウムシ (カミキリムシの幼虫)の発生も見られます。
予防と対策;
アブラムシは、葉や幹の部分に群生して発生しますので、この部分をよく観察して発見します。ま たテツポウムシは、幹に穴を開けその内部から食害していきますので、ムシそのもの の発見はできません。ですから、まずこの虫穴を幹の観察でみつけるようにします。ほとんどのテツポウムシの被害は、樹勢の衰えの原因がわからないときに多 いですから、日常的に幹の観察をするようにしてください。アブラムシの被害もテツポウムシの被告も、ジワジワと木を痛めることになりますので、とくに花の 美しい木ですので、花に気をとられないで、葉や幹に注意をはらってください。
肥料(施肥);
1月から2月に、堆肥や腐葉土を穴を掘り埋めこみます。また、6月と9月には化成肥料を株まわ りに少量バラまきます。与えすぎは、木のためによくありません。
オトギリソウ科
キンシバイ
・別名/なし
・分類/常緑・半落葉広葉樹
・原産地/中国
・生育適地/日本各地で見られる黄花で、ウメの花に似ているのでこの名前がある。関東地方では、半落葉性だ が、暖かい地方では常緑性で、落葉しても枯れることはない。日当たりと半日陰のどちらにも適応し、西日をさえぎるところがよい。肥沃で腐植質の多い湿潤地 を好む、夏の乾燥は嫌う。
・性質・特徴/中国原産でありながら、よほど日本の気候に適したのか全国に広がり、自然の樹型でよく、枝は 左石に広がり、先端は垂れる。放任しても樹型が乱れることもなく、大きくなりすぎることもない。
剪定・整枝;
とくべつのせん定は、必要ありませんが、枝が伸びすぎたときや、古い株などを切りつ めるときに行ないます。
病害虫;
 
夏の乾燥期にアブラムシが発生する。
予防と対策;
4月から9月にかけて、月に1〜2回ていどスミチオン1000倍液かベニカ乳剤の散布を葉や幹 を中心に行い予防します。
肥料(施肥);
2月から3月に、根元まわりに化成肥料を軽くバラまきします。与えすぎは、木のためによくあり ません。
キョウチクトウ科
キョウチクトウ
・別名/なし
・分類/常緑広葉樹
・原産地/インド
・生育適地/日当たりと排水のよい、乾燥したところを好む。やや境地性で、寒冷地にはむかない。樹勢が強 く、潮風や公害にも強いので、高速道路や工場の緑化にも向いている。土質はほとんど選ばない。
・性質・特徴/冬暖かく排水のよい場所などでは、樹勢が強くなり、株立ちして大きくなりすぎることがある。 花は夏咲きで、赤・桃・白色とあり、長く咲き楽しめる。根が粗いので、大株の移植はむずかしい。植えつけや移植の適期は3月から4月で、暖かい地方では秋 にもできる。刈りこみにも強い。
剪定・整枝;
とくべつする必要はありませんが、放任すると株立ちして大きくなりすぎますので、春に間引きをするか、刈り こみをします。
病害虫;
 
アブラムシカイガラムシが、発生しま す。
予防と対策;
この木の害虫には、発生したらオルトラン水和剤1000倍液を 葉や幹を中心に散布し駆除します。
肥料(施肥);
与えすぎがよくない樹種ですから、とくに与える必要はありません。それでもじゅうぶん育ちます が、やせ地であまり元気のない場合は、春と秋の2回ぐらいに、少量の化成肥料をバラまきして与えます。
ボタン科
ボタン
・別名/なし
・分類/落葉広葉樹
・原産地/中国
・生育適地/日当たりと排水のよい、腐植質に富む肥沃な砂壌土か粘質土で、強い風と西日をさえぎる場所がよ い。寒さには強いが、夏の暑さに少し弱い。乾燥を嫌い、大株の移植はよくない。
・性質・特徴/植えつけの時期は、落葉直後から11月まで。事前に植えつけ場所には、完熟堆肥や腐葉土、そ れに鶏糞などをよくすきこんでおき、肥料などが直接根に触れないように高植えするように注意する。植えつけ後、敷きわらをして乾燥防止対策を施す。成長は 遅いので、自然の樹型で育てる。ふつうは、5月咲きだが、冬咲きの寒ボタンもあり、わら囲いして防寒する。
剪定・整枝;
自然樹型が基本ですから、細かい枝や台芽などを切ります。なるべく太いよい枝 を残し、品種によっては、株元から枝が多数発生しますので、間引きせん定を施します。
病害虫;
夏の暑さに弱いので、暖かい地方では病気の発生が多い。「褐斑病」「班葉病」、「エキ病」「白 絹病」などがある。  また、ネコブセンチュウやイセリアカイガラムシ、メセンチュウなどの害虫にも注意します。
予防と対策;
主として葉に出る「褐斑病」などは、日当たりや風通しが悪い場所で、春から夏にかけて多く発生 します。病葉は、早く発見し摘みとります。また、その葉には水をかけてはいけません。対策としては、マンネブダイセン500倍液やベンレート水和剤2〜3 回定期的に散布します。
「白絹病」は、春から秋に発生します。土中にあって広がる病害虫は、非常にやっかいで「白絹病」も恐ろしい病気のひとつです。 まず、植えつける前に、土 にペンタゲンやタチガレンなどを混入して予防します。
肥料(施肥);
よい花を咲かせるためには、よい株を育てることがたいせつで、よい株を育てるためにはよい土、 つまり肥沃な土を作ることが基本になります。冬の間にじゅうぶんな栄養になる堆肥などの有機質を中心とした施肥をします。
クマツヅラ科
ムラサキシキブ
・別名/ミムラサキ
・分類/落葉広葉樹
・原産地/日本(北海道南部から沖縄)台湾、中国
・生育適地/日本全国の山野に自生する半陰樹で、有機質を多く含んだ湿潤地を好む。樹勢は強いが、浅根性の ため乾燥地の場合は、根元を保護する。
・性質・特徴/夏に葉脈にそって鐘状の白色か淡紫色の小花をつけ、秋に結実する。熟すと美しい紫色で、この 実を野鳥が好んで食べる。とくに手を入れなくても、自然の樹形で庭木として見られ、枝先がしだれて実が無数についている姿はすばらしい。
剪定・整枝;
自然の樹形で楽しむのがよいでしょう。しかし、木の性質として株立性で繁りすぎるこ とがありますので、その場合は、1月から2月のあいだに古い枝を間引くように根元から切るようにします。
病害虫;
病気や害虫はとくにありませんが、小甲虫が発生するときがあります。
予防と対策;
予防として、5月から9月にかけて月に1〜3回くらい、オルトラン水和剤1000倍液を全体に 散布する程度でじゅうぶんです。スミチオン1000倍液でもかまいません。
肥料(施肥);
冬期のあいだに、寒肥として翌年実をならせるために、有機質を主体とした堆肥や腐葉土に、鶏糞 やリン酸分の多い化成肥料を少量(スコップ1杯ていど)混ぜ、溝を掘って埋めるとよいでしょう。
 追肥として主に実のつきをよくするために、8月から9月初旬ころに、リン酸カリ分の多い化成肥料を少量(ひと握りからふた握りぐらいを目安にして)与え ますが、この時はチッソ分の多い肥料はさけるようにします。
ジンチョウゲ科
ジンチョウゲ
・別名/なし
・分類/常緑広葉樹
・原産地/中国とされるが、明確にはわからない
・生育適地/早春に咲く花の代表種で、甘い香りを漂わせ、どこの庭でも見受けられる。暖地性で、日当たりと 排水のよい腐植質の多い土質がよい。強い風と西日をさえぎるようなところがよく、水はけの悪いところでは根ぐされが起きやすい。
・性質・特徴/性質はじょうぶだが、小首は別として、成木の移植は直根性のためむずかしい。(はとんど、不 可能)
剪定・整枝;
放任していても、樹形はよく整いますので、とくに必要ありません。大きくなりすぎ たときには、花後に徒長枝や全体を刈りこみ、強いせん定はさけます。徒長根や枯れ枝は元から切る。
病害虫;
ほとんどありませんが、たまにアブラムシが 発生したり、「根腐れ病」が発生します。
予防と対策;
春から夏にかけてアブラムシが発生したら、マラソン乳剤1000倍液を月に2〜3回散布してあ げます。 多くの病気は、病原菌が原因で、また害虫は産卵をくりかえします。そこで、病気に侵され落葉した葉や、害虫の越冬場所になりやすい落葉や枯れ枝 などは、きれいに集めて焼却する必要があります。つまり、落葉の焼却は美感の問題よりも、病害虫の再発防止にあるのです。
肥料(施肥);
原産地では、やせた岩場などにも成育するので、たくさん肥料を与える必要はありませんが、大株 などでは、春の葉の出る前の3月から4月に油粕7と骨粉3ぐらいの割合で混ぜたものを溝を掘って与えます。また、成育期に少量の化成肥料を与えてみるのも 良いでしょう。
スイカズラ科
オオデマリ
・別名/テマリバナ
・分類/落葉広葉樹
・原産地/本州中部以西から、四国・九州地方、台湾
・生育適地/本来が境地性で、東北地方以南で育てる。樹高が2〜3mで、半日除からやや日当たりがよくあま り乾燥しなしゝところで、腐植質の多い土質を好む。苗木は、寒さに弱いので、冬の寒さに注意して育てる。
・性質・特徴/自然樹型で仕立てます。枝が横に広がる性質があり、新梢は徒長枝のように伸びてくるが、これ は翌年の開花枝になるので切らない。 樹型から単植するほうがよく、半日陰を好む性質ではあるが、日光不足では花のつきがよくない。
剪定・整枝;
若木のときは、放任していても自然に樹型ができます。古株の4年生枝には、花がよくつかなくなるので、枝を 切りつめます。 伸びすぎ根 ふところ枝 つr ひこばえも切る。     せひ
病害虫;
 
アブラムシ と「ウドンコ病 」に注意します。
予防と対策;
 アブラムシには、スミチオン1000倍液の散布で防止します。「ウドンコ病」は、ベンレート 水和剤1000倍液を散布します。
肥料(施肥);
2月ごろに、堆肥などを株まわりにすきこむていどで、化成肥料などは使わないようにします。葉 色が悪いときには、油柏をひと握り株元に埋めこむぐらいにします。
ツツジ科
ツツジ
・別名/なし
・分類/落葉樹・常緑樹ともにある
・原産地/北海道から九州・沖縄地方(全国の地方にさまざまな品種がある)
・生育適地/一口にいうのはむずかしいが、一般的に庭植えできるものとして、日当たりのよいことと、強い湿 気と乾燥を嫌うということがある。有機質を多く含む肥沃な土地で水はけのよいことも必要。根が細根性で浅く広く張る。
・性質・特徴/日本全国に自生種があり、自然交雑のものから園芸品種まで数百種ある。大別して、常緑性・半 常緑性・落葉性のものがある。公園や街路樹にも利用され、じょうぶな庭木である。
剪定・整枝;
一般に、玉仕立てにすることが多いようですが、自然樹形もよいでしょう。 花の開花後の、5月下旬から6月中旬に行ないます。つつじは花芽のできるのが7月ですから、苗木を植え付けて樹形の仕立て中は、8月下旬〜9月に刈り込み をしますが、開花はあきらめます。
病害虫;
おもに害虫に注意しますが、一部の病気も見逃せません。  病気には、「モチ病」、「花腐れ菌核 病」などがありますも また害虫では、グ ンバイムシハダニ 類、ハマキムシ、 オンシツコナジラミ に注意します。
予防と対策;
病害虫の予防と対策は、次のようにします。
「モチ病」‥…・膨れた病葉を摘み取り、焼却し伝染を予防します。冬期の予防としては、石灰硫黄合剤30倍液を2〜3回散布します。
「花腐れ菌核病」‥…・発病前に、ベンレート2000倍液の散布を、10日おきに2〜3回花の部分を 中心に行ないます。また、開花時期に雨にあてないように工夫します。病気にかかつた菓は、 摘み取り焼却します。
肥料を与えるときには、なるべくチッソ分の少ない化成肥料にします。
肥料(施肥);
成木の場合は、9月に油粕にカリ分の多い化成肥料を混ぜ、株まわりにバラまきます。 根が細い ので、強い肥料は根を痛める原因になりますので、じゅうぶん注意してくださしい。
ツツジ科
サツキ
・別名/なし
・分類/常緑広葉樹・半常緑樹
・原産地/本州の神奈川県以西と、四国・九州地方
・生育適地/ツツジ科の仲間で、境地性。自生地では、渓谷の岩場のわずかな隙間に根を下ろし、激流にも流さ れずに生育する。開花期が陰暦の5月で「サツキ」と名付けられた。一般には、庭木として単植され、群植としてまた鉢植えや盆栽として人気がある。日向から 半日陰で、弱酸性の土に適しており、植えつけ場所としては、保水性があって水はけのよい場所にする。
・性質・特徴/冬の寒さには弱いので、北関東以北では防寒対策が必要。夏の乾燥は嫌うので、敷きわらなどで 乾燥防止をする。植えつけ時期は、春3月から4月と秋9月から11月。
剪定・整枝;
花を楽しむ植物ですから、花の終わった直後に剪定します。 この時期が遅れますと、来年の花が見られませんので注意しましょう。飛び出した徒 長枝などは、遅くなっても刈りこみができます。玉仕立てや生け垣など、庭園にはかかせない植物です。
病害虫;
おもに害虫に注意しますが、一部の病気も見逃せません。  病気には、「モチ病」、「花腐れ菌核 病」などがありますも また害虫では、グ ンバイムシハダニ 類、ハマキムシ、 オンシツコナジラミに注意します。
予防と対策;
病害虫の予防と対策は、次のようにします。
「モチ病」‥…・膨れた病葉を摘み取り、焼却し伝染を予防します。冬期の予防としては、石灰硫黄合剤30倍液を2〜3回散布します。
「花腐れ菌核病」‥…・発病前に、ベンレート2000倍液の散布を、10日おきに2〜3回花の部分を 中心に行ないます。また、開花時期に雨にあてないように工夫します。病気にかかつた菓は、 摘み取り焼却します。
肥料を与えるときには、なるべくチッソ分の少ない化成肥料にします。
肥料(施肥);
花が終わって新芽が伸び花芽がつく 6月と枝葉が固まり充実する9月には養分が必要です。油粕 に骨粉を7対3の割合で混ぜ、株まわりに埋めこみます。また、少量の化成肥料を混ぜてもかまいません。
シャクナゲ科
シャクナゲ
・別名/ロードデンドロン(西洋種の場合)
・分類/常緑広葉樹
・原産地/日本、中国、ヒマラヤ
・生育適地/日当たりと排水のよい、有機質に富んだ乾燥地がよい。 耐寒・耐暑性が弱く、冬の寒風も嫌う。落葉樹木のそばで、朝日が差し西日のかげる、北風の避けられるようなところに植える。
・性質・特徴/夏は涼しく、冬の寒風の当たらない場所を選び、浅根性なので植えつけは大きめに穴を掘り、堆 肥やピートモスをよく混ぜてすきこみ、根をよく広げて浅植えする。支柱を立てぐらつかないようにする。植えつけは春と秋にできるが、春植え(2月末から4 月)の方がよい。
剪定・整枝;
自然樹形で育てて、とくべつなせん定は必要ありません。一般に側枝の数が少なく 主幹がよく伸びますので、苗木のときから頂芽摘みをして下枝を伸ばし、背丈を低く仕立てます。 10月頃、新枝の先端にある大きな頂芽を指で軽くねじってとります。あとから小さな芽が数本 発生してくるはずです。
病害虫;
虫害に重点をおきます。ツツジの仲間なので共通の害虫が多いので、ツツジ類の害虫とともに覚え てください。
 害虫では、グンバイムシハダニ類、ハマキムシのほかに、ミノムシ、ケムシ類がいる。
予防と対策;
基本的にツツジと同様で、春から秋にかけて定期的に木や葉、葉の裏側に薬剤を散布します。使用 する薬剤は、オルトラン水和剤、スミチオン、アクテリック乳剤などで、これらの薬剤散布で予防と対策にします。
肥料(施肥);
おもに冬場の元肥で育てます。1月から2月に、株まわりに溝を掘り、有機質を主体にした堆肥に 油粕と骨粉を混ぜ、リン酸カリ分の多い化成肥料(注)を加えて埋めこみます。追肥は、花後の7月に化成肥料をバラまきします。
(注) 成木の場合で、油粕500g〜1Kg以内、骨粉300g以内、化成肥料200g以内とします。
ツツジ料
カルミヤ
・別名/アメリカシャクナゲ
・分類/常緑広葉樹
・原産地/北アメリカ
・生育適地/日当たりと排水のよい、腐植質に富む軽い土がよい。土質が適当でない場合は、前もって堆肥や ピートモスを多くすきこんでおく。冬に寒風の強いところは避ける。低木性で、花を楽しむ樹木なので、芝庭などに単植して育てるとよい。
・性質・特徴/花は小さく、杯状にかたまって咲く。白・淡紅色・ピンク系と、新しい品種も導入されている。 開花期は、シヤクナゲと同様の5月と10月に種子が熟す。実生で増すが、成長が遅いので、接木苗を購入した方がよい。植えつけ時期は、春2月から4月中旬 と秋9月末から11月と2回あり、根が細根性なので乾燥には注意する。樹高は2〜3mになる。
剪定・整枝;
放任していても、自然樹形で形が整います。強いせん定は、よくありません。古枝の萌芽ガが弱いので、とくに 混みあった枝を切るていどにとどめます。若木にもしたくさんのツボミをつけたときには、隔年開花になる場合がありますので、半分ぐらいに減らして、毎年花 をつけるようにします。大株になれば、毎年よく咲きますので心配ありません。
病害虫;
シヤクナゲと同様です。グンバイムシハマキムシハダニ、ミノムシが大敵です。
カルミア(アメリカシヤクナゲ)は、日本シヤクナゲ(アズマシヤクナゲ)と容姿がかなり異なりますが、同じ仲間の花木です。日本には、1915年に渡来 し、原産地の北アメリカでは、樹高が10mほどになる大木です。 葉は厚く、枝の上部に輪をえがくようにつき、やや光沢があります。花は5月ごろの内部に 小さな斑点をともなう淡い紅色のものを群れるようにつけ、庭を明るくしますので、この葉や花 が害虫類の被害にあわないように生育させることがたいせつです。
予防と対策;
ツツジの場合と同じように、定期的にオルトラン水和剤やスミチオン、アクテリツク乳剤などを、 春から秋に幹や葉、葉の裏側に散布します。
肥料(施肥);
冬期の1月から2月に、株まわりに堆肥や腐葉土をよくすきこみます。油相や骨粉を混ぜて、軽く 穴を掘り埋めます。化成肥料などは、あまり与えません。 乾燥防止対策としては、ピートモスや堆肥などを株元に敷いてやり、時間がたってボロボロになってきたら、株まわりにそれを埋めこみます。
ツツジ科
ドウダンツツジ
・別名/なし
・分類/常緑広葉樹
・原産地/静岡・愛知・岐阜の各県、紀伊半島、高知、鹿児島県
・生育適地/日当たりと排水のよい、肥沃な土質を好む。根は浅根性で、横に広がる性質がある。ほとんど全国 で庭木に利用され、自然樹形のほか、刈りこみに強いので玉仕立てや生け垣にむく。
・性質・特徴/萌芽力がつよく、小枝を密生する。4月に白い小花をつけ、秋に紅葉する。植えつけ時期ははば があり、1月から3月と9月から12月までで、根が浅いので大きめの穴を掘、堆肥や腐葉土を多めにすきこみ、土中の温度を保つようにする。
剪定・整枝;
落葉中の11月から2月に、刈り込んで樹形を整えます。生育中の6月には、徒長枝や混みあった枝を間引きま す。
病害虫;
病虫害は少ないほうで、ハマキムシカイガラムシが発生します。
予防と対策;
一般の防虫対策でよく、冬期に機械油乳剤30倍液の散布をして予防し、また春に発生した場合に は、5月から7月にスミチオン1000倍液を散布します。
肥料(施肥);
冬期にせん定をしてから、施肥をします。1月から2月に、株まわりに穴を掘り、堆肥に鶏糞を混 ぜ、スコップ1〜2杯くらい埋めこみます。9月には、油相に骨粉を7対3の割合でまぜ、約500gぐらい埋めこむかバラまきます。(化成肥料のバラまきで もよい)
ツバキ科
ツバキ・サザンカ
・別名/なし
・分類/常緑広葉樹
・原産地/日本(本州から九州)、台湾、中国
・生育適地/本州から沖縄まで、古くから親しまれている花木の代表種。 日当たりから半日陰の場所まで、排水と保水のよい土質ならばよい。一般に乾燥は嫌い、高温多湿を好む。種類によって多少異なるが、日光の当たる方がよい。
・性質・特徴/日本原産の花木としてツバキとサザンカは、北海道をのぞく太平洋沿いに自生するヤブツバキ と、日本海側の山地に自生するユキツバキ、そして九州から沖縄にかけてのサザンカが基本になる。ツバキとサザンカは、ともに庭木・生け垣・公園街路樹とし て広く利用される花木で、そのほか茶花としても有名な品種が多い。
剪定・整枝;
せん定は、花の終わった後の4月が適期です。生け垣のほか樹形によって異なりますが、萌芽力が強いので自然 樹形の他にも、円筒形・ちらし玉・スタンド仕立てなど、好みにあわせて行なえます。
花芽のつく時期が6月中旬から7月中旬ですから、その前に剪定は済ませます。
病害虫;
初夏に発生する「モチ病」や「ハナグサレ病(花腐れ病)」などと、6月から9月にかけて発生するチャドクガやカイガラムシ類ケムシ類アブラムシ類などの害虫が多く 発生する。
予防と対策;
「モチ病」や「ハナグサレ病」は、開花前に殺菌剤のダコニール1000の500倍から600倍 液を散布するのが効果的です。この殺菌剤は残存性に優れ、薬害もほとんどありません。また、このふたつの病気には、4月ごろの萌芽直前にダイセ水和剤 1000倍液を10日おきに2回散布する方法もあります。
また害虫であるアブラムシ類には、スミチオン1000倍液かオルトラン1000倍液を、5月から9月ごろまで月に1回ていど散布します。
アリだけの退治の場合は、エアゾールタイプのアリアトールもありますが、ほかの虫も同時に退治するときには、やはり噴霧器でスミチオンなどを散布するほう が効果的です。 カイガラムシ類は、冬期に機械油乳剤30倍液を散布すると効果があります。
肥料(施肥);
冬期の1月から2月に、根元に溝を掘り、堆肥に少量の鶏糞を混ぜ、リン酸カリ分の多い化成肥料 を与えます。追肥には、5月と9月に少量の油柏と化成肥料を株元に与えます。
ノウゼンカズラ科
ノウゼンカズラ
・別名/なし
・分類/常緑広葉樹(つる性)
・原産地/中国
・生育適地/日当たりのよいことが、第一条件。排水がよければ、土質は選ばない。つる性で、茎がよく伸び、 気根を出してから実がつく。棚やポールなどを利用するか、壁面仕立てなどにする。成長も早く、夏の花の少ない時期に咲くので喜ばれる。東北地方南部まで、 植栽可能。
・性質・特徴/つるが繁ってしだれてくるので、この性質を利用して植えつけ場所を決める。花は1日花だが、 つぎつぎに咲いて長いあいだ楽しめる。
剪定・整枝;
冬期の12月から2月のあいだに、主幹を残し細かい枝を全部切り取り、途中から出ているつるや根元からのヤ ゴなども切りとります。  花を楽しむ樹木ですから、よぶんな枝を切り取り、花に栄養がまわるようにしてください。
病害虫;
ほとんどありませんが、夏の花の時期に花の蜜を求めてアリが出ます。
 一般にアリが発生ますと、その部分に幹や枝などが見苦しくなるだけでなく、湿りっ気などがほかの病気や害虫を呼び寄せることがありますので、注意してく ださい。
予防と対策;
 
アリが発生したら、アリアトール粉剤をまいて駆除します。
肥料(施肥);
肥料類を、とくべつに与えなくてもよく育ちますので、生育中の苗に対し堆肥に鶏糞を混ぜ、冬の 間に埋めこみます。成木で元気のないものは、少量の化成肥料をバラまきしますが、与えすぎはかえってよくありませんので、注意します。
バラ科
バラ
・別名/なし
・分類/半常緑落葉性広葉樹
・原産地/北半球の温帯地域から亜熱帯地域
・生育適地/つる性でも株立性のものでも、まず日当たりのよいことがたいせつ。日陰では、よい花は望めな い。風通しのよいことや排水のよいこともたいせつで、腐植質に富んだ肥沃な土質で、やや粘土土壌がよい。
・性質・特徴/ひとくちにバラとしゝつても非常に種類が多いが、一般に庭木として扱うバラはセイヨウバラ で、長い間に品種改良された園芸品種をさす。このなかにも株立バラとつるバラがあり、株立バラのなかに四季咲き大輪バラ(ハイプリットティー系)、中輪房 咲き(フロリバンダ)、小輸房咲 き(ポリアンサ)、ヒメバラ(ミニチュアローズ)がある。また、つるバラには一季咲きと四季咲きがあり、つるのごく長いクライマー、3mぐらいの半つる性 シュラブ、枝が細く地面を這うような小輸房咲きのランプラーなどがある。
剪定・整枝;
・株立性のバラの場合
 バラの芽の出るのはわりあい早いので、12月から1月に行う基本せん定と、5月から秋の花後せん定があります。
・つる性のバラの場合
 開花の習慣から、1年目に伸びた枝に翌年の春に新梢が伸びて花が咲きます。その枝が4年ぐらい開花し、その後は咲きが悪くなるので、冬期に切りとり、枝 の若返りをはかります。毎年数本の強いシュートが出るので、これを大事にして翌年からの開花枝として育てます。
病害虫;
バラ類の病害虫は驚くほどに多いので、薬剤散布に留意します。病気では、「黒星病」やウドンコ病に注意します。
 害虫では、いちばん多く発生するアブラ ムシ とバラクキバチ、コガネムシ 類と、葉を食害するチュウレンジハバチ、ヨトウガ、リンゴケンモン、モンシロドクガのほかに、ゴマダラカミ キリやクロケシップチョッキリなど、1年中どれかの害虫が発生します。
予防と対策;
虫害に対する予防は、総合的に考え退治するようにします。春から秋までは、月に2〜3回ていど 定期的にスミチオンやオルトラン水和剤などを散布します。ゴマダラカミキリの場合は、樹幹散布剤のサッチューコートSなどを塗布して防ぎます。
 また、「黒星病」や「ウドンコ病」にはサプロール乳剤の散布が効果的で、この薬剤は葉や花を汚さないので、観賞価値を損ないません。「灰色カビ病」は、 ツボミや花に発生するので早めにべンレート1000倍液を月に2回ていど散布します。
肥料(施肥);
バラの土と肥料は、かなり株の生育に微妙に現れてきますので、冬期の元肥をきちんとします。
 1月から2月には完熟堆肥に鶏糞を混ぜ、少量の過リン酸石灰(100g〜200g)と硫酸カリ(10g〜20g)を加えて、株まわりに穴を掘り埋めこみ ます。追肥としては、5月に鶏糞(200g〜300g)に油粕(100g〜200g)を混ぜ、少量の化成肥料を加えバラまきし、軽く土をかけます。8月も 同様の追肥を施します。
バラ科
ウメ
・別名/なし
・分類/落葉広葉樹
・原産地/中国
・生育適地/日当たりと排水のよい場所ならば、土質は選ばない。肥沃な土地ならなおよい。東北地方南部より 南の全国で植栽可能。(早春を彩る、有名梅園が各地にある)
・性質・特徴/ハナウメとしての品種は、江戸時代より多く改良作出され、200〜500種類ある。園芸品種 としては、大きく分けて「野梅性」「紅梅性」「豊後性」「杏性」の4性があり、この4性のほかに枝垂性や斑入り葉などがある。「野梅性」は、本来のウメの 性質をもったウメとは少し変わっていて、葉が小形で枝つきが細かく、さらにそのなかに紅筆性・難波性・舌軸性がある。「紅梅性」は、枝が細く花が白色で あっても、紅梅で、枝を切って髄が紅色であれば紅梅性になる。「豊後性」は、枝が太く葉は大きく丸みがあり、葉面に毛がついているウメとアンズの交配種の 中間型種。「杏性」は、「豊後性」に似ているが、枝と葉が小ぶりで、葉面に毛がない。
剪定・整枝;
ウメは、仕立て方によっていろいろな樹形が楽しめますが、場所やほかの樹木との調和を考え自然形で仕立てた り、広めの庭ならば盃状仕立てにして管理しやすく育て、株一面の花を楽しむこともできます。 昔から"サクラ切る馬鹿、ウメ切らぬ馬鹿"と言われるよう に、せん定はていねいに行い、徒長枝や逆さ枝、混みあったふところ枝、弱く細い弱枝などを切りとり、樹形を乱さないようにします。 花芽は、前年に伸びた 枝の元の方にある短枝に多くつきますので、この短枝をたくさん出させるのがコツです。いずれも、落葉中の冬期の12月から1月に行ないます。
病害虫;
病気では「黒星病」「膏薬病」などがあります。ウメは、とくに害虫のほうが多いのが特色で、そ れらは、ウメケムシ、イモムシ類、アブラ ムシ、コスカシバ、ウメシロカイガラムシ、ノコメトガリキリガ、ウメスカシクロバなどです。
病害虫の見つけ方;
「黒星病」…雨が多く日照不足となり、また急に晴れて高温になったりすると発生しやすいもっと も恐ろしい病気です。葉に黒い円形の斑紋ができて、病気にかかった葉は落葉し、木の勢いがなくなります。
「膏薬病」…枝や幹一面に、軟膏を張りつけたようにカビが発生します。これは、木から養分を奪い取るのではなく、カイガラムシから養分をとり生育するカビ の一種で、菌のはびこった部分が締めつけられたようになってへこんできますが、木が枯れることはありません。
ウメケムシ(オビカレハ)…枝の分岐部に天幕を張ったような巣を作りケムシが群生します。新葉を食害し、木を弱らせます。そのほかのケムシやイモムシも多 く発生します。
アブラムシ…春に伸びた新芽に多数群がり、養分を吸い取り葉を縮れさせ、ひどいときには枝 枯れをおこします。
コスカシバ…幹の樹皮下に食い入り、白い幼虫が幹を食い荒らしますので、ひどいときは枯れます。
肥料(施肥);
1月中に、寒肥として、有機質を主体として堆肥に鶏糞・油柏・骨粉な どを混ぜ、リン酸カリ分の多い化成肥料を加え、根元に埋めこみ、草木炭(草や木を焼いた肥料)やクン炭なども根元に軽く穴を掘り与えてもよいでしょう。追 肥として、4月に少量の化成肥料のバラまきと、8月末ごろに鶏糞や骨粉を少量穴を掘って埋めこみます。いずれの時期の肥料も、チッソ分の多い肥料の与えす ぎはさけます。
バラ科
カイドウ
・別名/ハナカイドウ
・分類/落葉広葉樹
・原産地/中国
・生育適地/日当たりと排水のよい、腐植質に富んだ肥沃な土質を好み、乾燥を嫌います。そのため堆肥などを 多めにすきこんでおくが、日陰では花つきが悪くなる。樹勢も強く成長も早いので、自然樹形で育てせん定をきちんとする。開花時期は4月で、花を観賞する花 木なので単植する方がよい。北海道から九州・沖縄地方まで植栽可能。
・性質・特徴/耐寒性が強く、刈りこみやせん定にも耐える、春の代表的花木のひとつ。樹高は3m〜4mに仕 立て、和風・洋風のどちらにもあう。
剪定・整枝;
樹勢の強い中高木性の木で、よく育ちます。放任しておくと、下枝のない樹形でよくのびるので、植えつけた苗 の半分ぐらいを切り、翌年の春に支柱を立てて誘引します。主幹となる枝を2本から3本残し、不要な枝は切ります。枝はやわらかく垂れますが、春に伸びた新 梢の長枝には花がつきません。
病害虫;
病気は「サビ病 」に注意し、また害虫ではアブラムシカミキリムシ に注意が必要ですが、バラの仲間のなかでは病害虫が少ない方です。
予防と対策;
「サビ病」には、冬期の1月から2月に石灰硫黄合剤30倍液を散布して病気を予防し、これは同 時に殺虫効果もありますので、2〜3回散布します。また発生時期には、ベンレート水和剤2000倍液かサプロール乳剤を、月に2〜3回散布します。
アブラムシは、春から秋にマラソンやスミチオン乳剤の1000倍液を定期的に散布します。ま またカミキリムシの場合は、長いヒゲをもった甲虫ですので見つけしだい捕殺するか、スミチオン1000倍液を散布します。
肥料(施肥);
冬期の1月から2月に、元肥として堆肥に鶏糞と骨粉を混ぜて、株のまわりに埋めこみます。追肥 は花の後に、少量の化成肥料のバラまきと、8月末にリン酸カリ分の多い化成肥料を、成木の場合で500g以内バラまきます。
バラ科
サクラ
・別名/なし
・分類/落葉広葉樹
・原産地/日本、中国、朝鮮半島
・生育適地/日本の代表的花木で、品種も多くヤマザクラをはじめ、一般に大木性で樹高20mにもなるものか ら、しだれ性のものなどもある。日当たりと排水のよい肥沃なところを選んで植える。"サクラ切る馬鹿〜"のことわざ通り、やたらに枝を切るとよくない。そ れぞれの地方に独特の品種があり、開花する時期にあった農事暦として古くから利用される。
・性質・特徴/ヤマザクラ、サトザクラなど高木で横に枝を大きく広げて育つ性質のものが多く、かなり広い面 積を必要とする。樹勢も強く、自然形で育ち生育も早いので、狭い庭にはむかないので、小形の種類を選んで植える。
剪定・整枝;
自然の樹形で、なるべくせん定はしません。これは切り口がふさがりにくいからで、混みいった細枝などを切る ていどにします。
病害虫;
サクラでとくに注意する病気には、「テングス病 (天狗巣)病」と「根頭がんしゅ病」があります。 また、害虫が非常に多いのも特徴で、とくに葉を食い荒らす虫として、アメリカシロヒトり、オビカレハ、 モンクロシヤチホコ、ウスバツバメなどのケムシ やイモムシの仲間がいます。また、若い枝にはアブラムシも発生します。
予防と対策;
「テングス(天狗巣)病」…これは、病気というよりまず枝の異常がでますので、薬剤散布より異 常な枝を切りとってしまい、切り口には、ユゴウ剤(切り口などを予防する莱)などを塗布します。「根頭がんしゅ病」…かかってしまうと非常になおりにくい が、有機質を主体にした肥料を与えて、木をじょうぶに育てるようにします。
肥料(施肥);
冬期の1月から2月に株まわりに溝を掘り、堆肥に鶏糞を混ぜて埋めこみます。少量の油粕を加え てもよいでしょう。庭土の状態がよければ、強い化成肥料などは与えないほうがよいでしょう。。
バラ科
ハナモモ
・別名/なし
・分類/落葉広葉樹
・原産地/中国
・生育適地/肥沃で排水のよい砂質壌土や、わりあい乾燥した場所で、日光のよく当たる場所に成育し、自然形 でも大きく広がる性質のため、ほかの樹木と離して植えます。樹勢もつよく、苗木を植えつけて3年目くらいから花をつけます。
・性質・特徴/果実を採る「モモ」に対して、花が美しく観賞するためのモモを「ハナモモ」という。3月のひ な祭りには欠かせない木で、一般の樹木と同じ立性の種類とシダレ性のものとがある。日本には古く中国から渡来し、その当時より栽培され種類が多い。成長が 早く、樹齢の短い木なので、大きくなった成木の移植はしない。開花の習性は、今年伸びた枝に7月から8月ごろ花芽が形成され、翌年春に花が咲く。
剪定・整枝;
若木の場合、まず花より樹形を整えます。せん定の時期は、落葉期の12月から2月の間に行います。接木の2 年生苗を植えてから3年ぐらいで基本樹形に仕立てます。広い庭のときには、自然樹形でもかまいません。成木ですでに高さが3m以上の場合は、開花枝と樹形 のバランスを考え、日当たりや風通しをよくし、花芽がよく育つようにせん定します。
病害虫;
春から、非常に多くの虫が発生します。アブラムシカイガラムシ 、甲虫類などが目立ちます。また病気類も多く、「ウ ドンコ病 」「サビ病 」「黒星病」「炭そ病」「縮葉病」などがあります。
予防と対策;
カイガラムシ類を含めて、病害虫には予防として冬に機械油乳剤30倍液を2〜3回散布し、また 発生期には、スミチオン乳剤1000倍液を散布します。 コスカシバの幼虫に食害されヤこが出ているときには、皮をナイフではぎ、虫を捕殺するかスミチオ ンを2〜3滴注入し、土でフタをします。皮をはいだ時は、樹幹塗布剤を塗り腐るのを防ぎます。
肥料(施肥);
年間の施肥のうち、大きくわけて3回ぐらいあります。まず、冬期の"寒肥え"(1月から2月) は、堆肥に鶏糞や油柏を混ぜて化成肥料を加えて、株まわりに穴を掘って埋め込みます。また、花の時期が終わったら"お礼肥え"として施肥します。この時 は、油粕に化成肥料を加え、株のまわりに埋めこみます。また、"止め肥"としては油粕に骨粉を混ぜ、少量の化成肥料を加えて埋め込みます。
バラ科
ハマナシ
・別名/ハマナス
・分類/落葉広葉樹
・原産地/北海道から本州の茨城県、鳥取県以北の地方
・生育適地および
 性質・特徴/自生地は海岸の砂地ですが、庭植えでは土質は選ばない。日当たりのよい肥沃な排水もよい場所で、腐植質の多いほうがよく育つ。

剪定・整枝;
株立ち性、自然樹形で育てて、放任していてもあまり大きく育ちません。落 葉期に枝の切りこみ具合を見て間引くていどにします。古い枝は強く切り戻して、新しい枝を出さ せます。
病害虫;
 
生育期に、アブラムシカイガラムシが発生します。
予防と対策;
葉や茎などを観察して、まず発見します。予防のためには、冬期に機械油乳剤30倍液を散布しま す。  また、発生初期から夏にかけては、スミチオン1000倍液かオルトラン水和剤1000倍液を、月 に2回ていど散布します。
肥料(施肥);
バラの仲間ではありますが、あまり多く肥料を与える必要はありません。冬期に元肥として、堆肥 に鶏糞を混ぜ株まわりに穴を掘って埋めこみます。  追肥として、9月にリン酸カリ分の多い化成肥料を少量バラまきするか、それに骨粉や鶏糞 を加えて埋めこむのもよいでしょう。 なるべくチッソ分の少ない肥料を選んで与えるようにします。
バラ科
ボケ
・別名/カラボケ
・分類/落葉性広葉樹
・原産地/中国と日本の一部
・生育適地/日当たりと排水のよい場所と腐植質に富んだ土を好むが、ふつうの土質ならとくに選ばない。寒さ にも強く、北海道南部まで植えられる。
・性質・特徴/品種改良が進み、花色も鮮やかかつ豊富で、一重咲き・八重咲きなどがあり、早春の庭を彩る花 木の代表。低木性だが成長が早く、庭木のほかに盆栽にもなる。株立性で、多数の枝を出しせん定にも強い。
剪定・整枝;
自然樹形で育て、秋9月下旬から11月に行ないます。強いせん定にも耐えますが、花芽も見分けられる時期な ので、来年開花の枝は残します。玉仕立てにした場合は、飛び出し枝を頭をそろえるようにせん定して、不要な枝は切りとります。
病害虫;
 いちばん恐い病気が、「根頭がんしゅ病」で、そのほか「赤星病」も発生します)害虫では、アブラムシグンバイムシハダニ 類が発生します。
予防と対策;
まず、健全な苗を購入することが第一で、それを排水のよい土に植えます。有機質を多くすきこん で、肥培管理をしてじょうぶに育てます。日照条件をよくしてやることもたいせつです。
肥料(施肥);
元肥として、12月から1月に完熟堆肥・鶏糞をまぜ、株まわりに穴を掘って埋めこみます。追肥 としては、花の終わった後に、油粕に化成肥料を少量混ぜ、バラまきします。  9月上〜中旬にリン酸、カリ分の多い化成肥料を少量バラまきします。
バラ科
ユキヤナギ
・別名/ココ、メバナ
・分類/落葉広葉樹
・原産地/中国
・生育適地/日当たりと排水のよい、有機質を多く含む肥沃な土地がよ い。
じょうぶな種類なので、ふつうの庭土であればじゆうぶん育つ。
・性質・特徴/株立性の低木で、しなやかな枝は弓状に湾曲して、枝先 は下垂する。
剪定・整枝;
株立ち自然樹形の植物ですから、とくべつなせん定はいりませんが、全体の樹 形を見て花後に伸びすぎた枝を切りつめます。大株になってくると、木の中央部が混んできますので、古枝は根元から切ります。小柄に仕立てたいときには、毎 年根元から刈り込んで更新すれば小さな樹形に育てられます。
病害虫;
梅雨時期には、「ウドンコ病」が発生します。 また、春からはアブラムシ も出ますので、注意が必要です。
予防と対策;
「ウドンコ病」には、ベンレート水和剤2000倍液やダイセン水和剤1000倍液を散布しま す。
アブラムシには、エストックス1000倍液かマラソン乳剤1000倍液を発生しやすい葉を中心にして散布し防除とします。
肥料(施肥);
1月から2月に、株まわりに溝を掘り、堆肥に少量の鶏糞を混ぜて埋め込みます。
9月初めには、少量の化成肥料をバラまきします。
肥料の与えすぎはよくありません。
バラ科
コデマリ
・別名/スズカケ
・分類/落葉広葉樹
・原産地/中国
・生育適地/日当たりと排水のよい腐植質に富んだ肥沃な土地を好む。 浅根性で、有機質が少ないと花つきが悪くなる。強い西日をさけられる場所がよい。
・性質・特徴/株立ち性の自然樹形で育て、枝先が少し湾曲する。5年 から6年過ぎた大木は、思い切って根元から全部切って、株の若返りをする。花のつき方は、今年伸びた新梢の葉脇に花芽ができ、翌年この芽がわずかに伸びて 花が咲く。
剪定・整枝;
若い株は、そのまま自然で育てて、大株になると根株からたくさんの枝が発生して、内部の通風が悪くなって枯 れ枝が出ます。混みあった古株や細枝は、間引くようにして根元 から切ります。